ミッドナイト・ブルー

「お前、酒屋の跡取りなんだろ、今家じゃあ大変な事に成ってるぞ電話した方が良いと思うが」と言うと、顔色が変わった。
直ぐに立ち上がると、電話をかけに行った。
愛美が不思議そうな顔をして
「何が有ったのどうなってるの」と聞いて来たが 「何だろうね、家の方に連絡取ったら面白いことになった、なんなら慰謝料なんか要らないかははははは」と、笑う
コーヒーが冷めてしまったので、ウエイトレスを呼び
「すみませんが、コーヒー二つ新しいのに換えてくれます、それから今日のお勧めケーキを二つ、お願いします」と頼んだ それから暫く奴は、戻ってこない時間の間愛美に 「愛美、若くて少し可愛いからって全てが許されると考えついたら痛い目に会うからな、」と話していた、今回の事でよくわかっただろう、俺はそれ以上何も言わずにいた。
かなりの時間が過ぎ奴が戻って来た。
顔色が無かったそして俺に、
「あんたは、イッタイ何者なんですか、親父がかなりビビって居て会社が無くなるからと停められた仕方が無いから諦める事にした」と、良い外に出て行った。
愛美は呆気に取られてボーとした顔をしていた。
暫く煙草を吸ったりしていると、
「あんちゃんって何をしてる人なのって馬鹿な事聞いた、裏でどんな事してるの」と、言う。
「俺ですか、本業は調理師だけど休みの日には、こうやって手伝っているんだけど」
「エーなんで、こっちが本業じゃないの」と聞くから、
「そうだよ、こっちは趣味だよ」
そんな事で、俺達との付き合いが始まった。
それから、半年以上過ぎた頃から、愛美が気持ちが不安定に、なったときがあった。
それは付き合っている真一がいつまで経っても、結婚と言うことを切り出してこないために、生じた物で有ったようだ。