ミッドナイト・ブルー
「そうね、そうしてくれると助かるし皆で遊びに行けるから、楽しそうよね」
「それで、早速なんだけど来週末ネズミーランドに遊びに行かないか、皆で」
「皆でって、何人位で誰と、ちなみにその、ネズミーランドってなに」
「それは千葉の浦安にあるネズミの館だよ、誰が来れるか判らないけど、皆に声をかけてみようかと思うんだけど」
「アッ、ディズニーランドね、判った皆で行きましょう、何人くらい来るんだろう」
「アッ そこは流さないで欲しかったのに、我ながら良い出来だと思ったのに」
「なに、ブツブツ言ってるの」
「イヤッ、何も」
「そう、今週末位に人数出るかな」
「それから、キャンプで出会った、山口さん夫婦にも電話してみようかな」          「私も忘れてた今度家に呼ばない、楽しいよ」 等のやり取りが有り、遊びに行くのは、週末や連休にし、平日は家でパソコンや無線で時間を潰したり仲の良い友達を、家に呼び焼肉パーティーをしたり鍋パーティーを開いたりしてすごした。            ある日の夕食を三人で食べて居る時突然、愛美が「私、今日病院に行ってきたんだけど」と、言い出した。       「えっ、俺の薬もう無かったのか、まだ有ったよな」         「まだ有るよ、そうでなくて、私の事で」   「お前の事でって、どこか具合悪いのか」   「いゃ、そうでなくて」「具合は、悪くない、う〜ん良くわからん」  「愛美 ひょっとしてひょとする」と、潤子が言うと、        「うん、その通り当たりだよ」とニッコリと笑った。         俺は、訳が判らずホケッとしていると、潤子が 「あんちゃん、おめでとう」と、言うので   「何で、愛美が病院にいって来ておめでとうなの、わから・・・・・えっマジに、そうなのか」と言うと、       
「はい、三ヶ月だって言われた」と、ニッコリしながら話し出した。  「私、欲しかったから嬉しいの、ケンどっちが欲しい」と、聞いてくる 「愛美、俺、子供好きだけど・・・・・・・・・・」と、言うと    「あんちゃん、なにその言い方、何か有るの」 「いや、全然予想してなくて、それに愛美、その件は後で、話そう」  「なんで、そうなの私赤ちゃん欲しい、絶対に産みたい、駄目なの」  「後で落ち着いて話しをしよう」       
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