星に願いを【完結】

「はい」


彼女はそう言いながらハンカチを俺に渡してきた。



「汚くなるからいいよ」


「ハンカチは汚いものを拭くものですよ?」


彼女はニコっと歯を見せてきて微笑んできた。



「そやな!」


そう言って俺はそのハンカチで自分の顔を拭いた。



彼女はもう一つハンカチを入れてたらしく同じように顔を拭いていた。

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