星に願いを【完結】
あれから2ヶ月後のある日。
いつものように理沙とのデートを楽しみ理沙を家に送る途中だった。
「今日も楽しかった!」
理沙の声が車内を明るくする。
「うん、楽しかったな!まあ、俺は理沙の買い物に振り回されただけやけど(笑)」
「ごめんってー今度なんか奢るから〜」
「なら許そっかなー」
「大雅単純!!」
「理沙に言われたくないんだけど(笑)」
「私って単純!?」
「うん、超がつくほどの単純」
「嘘やろーっ!?」
「残念ながら嘘じゃないな!」
笑いながらあまり人気のない信号で止まっているときだった。