星に願いを【完結】

部屋に入っても二人の言い合いは続く。

「大雅、何か作ろか」


理沙が俺に話しかける。


「せやな、あいつ等うるさいし」

キッチンに立つと同時に理沙が口を開く。



「昨日の幼なじみの人、大丈夫?」



急に美樹の話をするから体がピクっと動いてしまった。



「あっ、うん。ちょっと話したら楽になったみたいやわ」


「そっか」



その後俺たちの間に会話はなくて黙々と料理を作った。

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