星に願いを【完結】
時計の針が4時を過ぎたころ海斗が「よっこらせ」と言いながら立った。
「お前は何歳やねん」
俺は海斗に突っ込む。
「うるさいわっ。俺のキャラやし」
「せやったな」
俺はクスクス笑う。
海斗はそれを見てムスっとした顔をする。
そしてすぐに顔色を変え口を開いた。
「んな、そろそろ帰るわ。加奈、帰るぞ」
テレビに夢中になっていた加奈は海斗の声で我にかえる。
「あっ、うん」
加奈も席を立ったのでそれに続いて俺も席を立つ。