星に願いを【完結】

時計の針が4時を過ぎたころ海斗が「よっこらせ」と言いながら立った。


「お前は何歳やねん」



俺は海斗に突っ込む。


「うるさいわっ。俺のキャラやし」


「せやったな」



俺はクスクス笑う。


海斗はそれを見てムスっとした顔をする。


そしてすぐに顔色を変え口を開いた。



「んな、そろそろ帰るわ。加奈、帰るぞ」


テレビに夢中になっていた加奈は海斗の声で我にかえる。



「あっ、うん」


加奈も席を立ったのでそれに続いて俺も席を立つ。
< 159 / 197 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop