星に願いを【完結】
「ここなあ、私が小学生やったとき友達と作ってん。今は地元の小学生に受け継がれてるみたいやけど」
理沙はクスっと笑いながら秘密基地の入口にかかっているプレートを持つ。
そこには小学生によって書かれただろうと思われる字で
゙ゆうへい&りゅうのひみつのへや゙
と書かれている。
俺は理沙の隣に立った。
「へえー俺もこんなん好きやった」
「やろうなって思った!」
「で、何でここに?」
「探し物!」
理沙はしゃがみながら答える。