星に願いを【完結】

俺はその日の夜も眠れなかった。


理沙も美樹も両方幸せにできたらどんなに幸せなんだろう。


自分のそんな勝手な願いなんて叶うはずもない。


それにもう分かっている。



自分の想いは。



でも一歩が踏み出せない。


中学からの駄目なところは今も変わらない。


気づけば寝ていてもう、日付は2月10日になっていた。


俺は決心した。

< 172 / 197 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop