星に願いを【完結】
理沙side
今日は海斗に話を聞きにいく。
私、自分のことしか考えてない…
だから受け入れる。
大雅の過去が知りたい。
大雅が美樹さんをどんな風に見ていたのか知りたい。
「ごめん、遅くなった!」
海斗が息を切らして喫茶店に入ってきた。
「ううん。ごめんな!忙しいのに」
「全然いいよ!どうした?大雅と喧嘩でもしたか?」
「ううん。してないよ。ただ、大雅の過去が知りたい」
「えっ?!」
海斗がびっくりした顔でこっちを見ている。
海斗は慌てながら私に答える。