星に願いを【完結】

「過去もなんもあいつ、ちゃんと付き合いするの理沙が初めてだぞ?」


「美樹さんのことが知りたい…」


「おまっ…何で美樹のこと…」

私は少し前にあったことを海斗に話した。


写真のことも。


あの写真の裏にはこう書いてあった。


゛15ねんごみきちゃんとけっこんする゛

汚い字で書いてあった。

「大雅は多分、美樹さんが好きやねん。だから美樹さんとのこと知りたい」


「そんなことないって!大雅は理沙をあい「違う!大雅は苦しんでる。大雅は優しいからそんなこと顔にも出さない。だけどな、分かる。2年も一緒にいるんやもん」


「理沙…」


「だから教えて!!」


「でも…」


「お願い…私、海斗の話聞いたらけじめつけれるから」


「お前…」


「海斗、お願い」


海斗は10秒くらい目を瞑った。
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