星に願いを【完結】
「海斗に話聞けてよかったと思ってる」
俺は自分を憎んだ。
こんなにも俺を愛してくれてるのに辛い思いをさせてしまった。
「理沙っ俺はな、」
「大雅?私は美樹さんと幸せになってもらいたい。今日なんやろ?美樹さんの誕生日…」
理沙は俺の前に立った。
そして俺の目から流れる涙を手で拭いた。
「泣かんといて。私は大雅が笑ってるとこ大好きなんやから」
「理沙…ごめん」
「何で謝るん!わたしは大雅が悪いって思ってないよ?これは運命なんよ。神様に決められた運命…」
そう言いながら左手に持っていった写真を俺に渡した。