星に願いを【完結】
それから何分か立ってから俺は口を開いた。
「僕ね..美樹ちゃんと結婚するのー!だからお母さんが言ってたチュッってやったよ!」
大人4人は驚いた顔でこっちを見ていた。
ん?
突然4人が笑いだした。
あの時の俺には分からなかったけど今は分かる。
まじないを信じてした俺の行為を可愛いと思ったのだろう。
「ねえ、せっかくだから美樹と大雅の写真とってあげましょ!」
美樹のお母さんの提案だった。
そう…あの写真。
「願い事叶えばいいわね」
俺のお母さんはそう言いながら俺の頭を優しく撫でた。