星に願いを【完結】
_____1年半前。
小学校5年生の時くらいから俺と美樹の間にはちょっと隙間ができた。
お互い嫌いやった訳でもない。
でも何やろ?
一種の反抗期ってやつかな?
幼なじみが5年生なっても一緒に帰る。
それは俺らにとって恥ずかしい行為だったのだろう。
あれは中2の夏だっただろか…
部活帰りにたまたますれ違った俺と美樹。
その時に4年間の壁が崩れいつの間にか昔のように話せるようになっていた。
美樹からの誘いだった。
゛久しぶりに遊ばん?゛
「本間久しぶりやな」
「うん。久しぶりやなあー」
二人は昔のようにじゃれ合いながら楽しい時間を過ごしていた。