I become hope for you



********


「ん…っ」


あれ…?あたし…
いつの間に寝てたんだろう。


確か、神力学園を探していて
ちょっと休憩ってことで
クレープ食べて…


「いや、なんであたし寝てるの?!」


ぼんやりとしていた頭が
一気に覚醒する。

早く神力学園を探さなくちゃ!!




「…?!いたぁあ――――――っ!!」


意気込んで体を起こした瞬間
思わず絶叫をあげてしまった。
な、なんで?体の節々が
殴られたかのように痛むんだ…?


「あ、起きた」


「だ、大丈夫?」


状況が飲み込めず、
目を白黒させていると
ベンチの下の方から
二つの声が聞こえてきた。


そちらに目を向けると
心配そうに二人が…いや…
一人は興味なさげに…
あたしを見上げている。
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