ダイアモンド



「どうぞ。俺は大丈夫ですから。」


そう言って男の人は半ば無理矢理あたしに上着を持たせた。


「すみません、ありがとうございます。

ちゃんと洗って返します。」


「大丈夫ですよ。では、」



あたしは頭を下げた。






あ、




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