Virus
先「何やってんの!ロッカーをそんな所に置いちゃ駄目でしょ!」



先生が来てロッカーをどかそうとした。




それを宏之が止める。




宏「駄目です!」




先「えっ、なんで…って血!?みみちゃんも!?」




先生が指差す方を見ると血が着いていた。さっき蹴飛ばした時に着いたらしい。




宏「そうだ先生!信じられないかもしれないッスけど…聞いて下さい!マジで今すぐここから逃げないとヤバいッスよ!」




宏之が必死に訴える。




先「えっ?どうしたの?」



宏「中に…化物が!人を喰っていたんです!」



先「はっ…?何言って…」



宏「本当なんですって!」


「えっ?何?」
「喧嘩?」



2人が口争っていると回りのクラスの生徒達も集まってきた。





その時、ウチは恐い想像をしていた。




ガタッ…




瞳「ねぇ…」




ウチはみみと沙紀に話し掛ける。




沙「何?」



ガタガタ!




み「…まさ…か?」



ウチ達は後退りした。



瞳「…そのまさかだと思う」





バタン!




掃除ロッカーが倒れた。





瞳「!!!」





トイレの硝子の所が…血で真っ赤になっていた。
< 12 / 426 >

この作品をシェア

pagetop