Virus
祐「さて……どうやら中からしか解除出来ねぇようだが…。中で解除出来る場所って言ったらあの奥しかなさそうだな」


祐騎はまだその場でしか動いていないレーザーを観察しながら言った。


流「うん。まだレーザーは簡単な形しかしてないけど……どんどん難しくなるんだろうね」


祐「流架、ちゃんと動けるか?」


その祐騎の問いに流架は「ちゃんと動けるよ」と笑いながら言った。


祐「じゃあ、行くか」


流「うん」


その言葉と同時に2人は走り出した。


開けた内に中を潜り抜ける。


すると、すぐに違う形のレーザーが出る。


やはりさっきのレーザーより複雑で潜り抜けにくくなってる。


流「やっぱり複雑になってきたね」


祐「………」


祐騎はレーザーの動きを観察して抜けるタイミングを図ってた。


祐「!いまだっ!」


ほんの少しだけ開いた瞬間バッと中を潜った。


流「うわぁ、次はなかなかきつそうだね……」


今度のは、複雑にいりくんでおり、しかもこっちに向かってくるようだ。


祐「映画のパターンだろ。避けられるか?」


流「避けないとバラバラになっちゃう……よっ!」


かなりのスピードでこっちに向かってくるレーザーに2人は突っ込んだ。




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