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「えっ…瞳さん!?」




聞き覚えのある声が聞こえた。




ウチはおそるおそる倒した相手を見た。




瞳「と…富恵!?」




そこに居たのは宏之だった。




夕「あっ!沙紀!?」




瞳「えっ?」




さっきまで戦っていたのは沙紀だった。




沙「瞳!夕花!それに…」



宏「涼ちゃん!」




瞳「あっ!涼くん!大丈夫!?」



見ると涼は吐いていた。



さっき夕花のほうきアタックを喰らったばっかりなのにサッカー部の宏之の蹴りを喰らったのだ。吐くのは仕方がない。




涼「うぇ…。だ…大丈夫…。ゾンビじゃなくて良かった…」




ウチは涼くんの背中を擦ってあげた。




宏「ゴメン!涼ちゃん!てっきりゾンビだと…」




沙「あたしもゴメン!」




どうやら沙紀とほうきで戦っていたようだ。どうりで剣道をやってるような戦いになるわけだ。




涼「さ…流石に2回も腹にやられると…きつかった…。とりあえず…無事で良かった…」




と苦しそうに言った。
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