Virus
夕「そんな…!」


遊「伊坂!」


流「目が金色…じゃ、じゃあ…!」


今の所、目立った変化はないが首筋に血管が浮き出たような傷痕と、瞳の色は金色に変わっていた。


(伊坂…!)


祐騎が眉をひそめた。


J「どうだい?02…いやデビルの出来栄えは?美しいだろ?」


祐「貴様…!」


遊「てめぇ!」


2人が銃を構えた。


J「おっと、君達の相手は俺じゃないよ。やれ…02」

そう言われて涼は冷たい眼差しでこっちを見た。


緊張が走る。


そして、一瞬の内に涼の姿が見えなくなった。


(早い!)


祐「! 宇佐美!あぶな―…」


遊「えっ…?」


遊志の真後ろに涼は居た。

遊「!!」


すぐに、思いきり殴られた。


ドカッ!


遊「がっ…!」


ドカァン!


そのまま壁に叩きつけられる。


壁が壊れる程の衝撃だった。


夕「ダーリン!!」


そして、次は近くに居た夕花が狙われた。


夕「!!」


夕花は咄嗟に頭を庇った。

ドカッ!


だが、なんの衝撃もなかった。


夕「!?る…流架さん…!」

流「っ…!だ…大丈夫?」

ギリギリの所で流架がガードしていた。


流「夕花ちゃん…!早く遊志くんの所へ…!あの状況じゃ安否が分からない!ここは俺達に任せて!」


「急いで!」と流架が叫ぶ。

夕「……!」


夕花はコクッと頷いて遊志の所に走った。
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