feather ~海の彼方~


リビングには、気まずい雰囲気が流れている。


「えっと…。ハルキさん……?」

「………」

「おい、ハルキ…?」


ハルキさんに呼び掛けても、その声に応じようとしない。

何やら一人で、ブツブツ呟いている。


「そうか…。俺はウザイのか。俺はLEGENDにいらないんじゃないか…?」

「ハっ、ハルキ!?お前は、俺達にとって、大事なメンバーだぞ!?」

「そうですよ!!ハルキさんがいなかったら、誰が盛り上げて行くんですか?」

「ムードメーカのハルキがいなきゃ、俺達はどうすんだ?」


私達は、必死にハルキさんを慰める。




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