feather ~海の彼方~


「もうっ…」

「なに?もう一回?」


意地悪そうに笑うカイに私が勝てるわけなくて。

段々と近づいてくる顔を、精一杯押し戻す。


「ちょ、ちょっと……」

「いーから、いーから」


いやいや。

よくないですって!!


カイ、キャラ変わった?



私の抵抗も虚しく、あと数センチと近づく唇。


その唇に私が諦めたその瞬間―――――




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