feather ~海の彼方~
「俺、ソラと付き合ってよかったよ」
「私も、後悔はしてないわ」
「色々ごめんな。それから、ありがとう。」
「マヒロも早く見つけなさいよ。本当に大切な人」
「あぁ。」
私の言葉にニコッと笑ったマヒロは、カイの方へ向き直った。
「デート、邪魔してごめん」
そう言うと、マヒロは頭を下げた。
「別にいいって。思ったよりいい奴だったみたいだし」
「思ったより、って褒めてねぇーだろ」
「ソラを泣かせる奴は、俺の敵だからな」
「なんだそれ」
二人は顔を合わせると、同時に噴出した。