feather ~海の彼方~
「カイの方がカッコいいよ?それに、後悔してないとは言ったけど、幸せだったとは言ってないよ。」
「でも……」
「私は、カイが幸せにしてくれるんでしょ?だったらそれでいいよ。カイがいてくれるなら何も要らない。」
「……それって、すっげー殺し文句。」
そう言うとカイは、私の頬にチュッとキスをした。
「ここ街中なんですけど……」
「可愛いこと言うソラが悪い」
「私!?」
そしてカイはくるりと後を向くと、早足に歩き出した。