feather ~海の彼方~

アンティーク調のテーブルや時計。

ソファの近くには暖炉まである。


その暖炉の上には、いくつかの写真立てが置いてある。

どれも、若い男女と小さな男の子が、仲良さそうに写っている。

私は暖炉のそばまで行って、写真を眺めた。


「この男の子って……」

「俺だよ。」


後ろから聞こえてきた声に振り向けば、カップを二つ持ったカイさんが立っていた。


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