feather ~海の彼方~


「……もう一度、信じてみない?」

「しん…じる……?」

「ほんとうの愛ってやつを。俺と一緒に」

「カイさんと一緒に……」


カイさんはニッコリ笑うと、私に手を差し出した。


「おいで。ソラ」

「………うん。」


私は、差し出された手をとった。

その手をカイさんは、しっかりと握ってくれた。









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