feather ~海の彼方~
第四楽章 Truth=真実

カイと付き合い始めてから、二カ月と少し。

冬の寒さも、本格的に訪れる頃。

私は三日間のオフをもらった。


「あのマネージャーが、三日も休みをくれるなんて……」

絶対に何か企んでるわね。


「今年のクリスマスは仕事かな~?」

私が呟いて、コーヒーを淹れようと、席を立った時だった。


テーブルの上の携帯電話が、着信を告げた。





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