忠犬王子〜ボクはキミの付き人〜


「鈴ちゃん?」




「…………なに?」

「桜のこと気になる?」


龍矢は隣で私が質問した内容に ただただ驚いてた


「そりゃぁね…」


机に肘をつき 手のひらに顎を乗せながら未だに目線は扉にある

「うそー!? なんで?なんで?」

よっぽど驚いたのか身を乗り出して質問しだした


「…は?
なんでも なにも…――――


―ガラッ

「たっだいま〜♪」

すんごい悪いタイミングで桜が帰ってきた


.
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