忠犬王子〜ボクはキミの付き人〜


「じゃー あたしもこっちから帰るね〜
みんなバイバイ☆」

2人とも同じ方向に帰ってったから少し静かになった




「…柚。」


「ん?なぁに?
俺に愛の告白してくれるの?鈴ちゃんなら大歓迎だよ☆毎日俺の愛を注ぎこんであげるよ♪あっ それともデートのお誘い?映画館がいい?遊園地もすてがたいよね♪水族館もロマンチックだよね〜帰る前に公園よって夕日に照らされる中告白☆っての萌えるからオススメだよ☆ベタだけどね」



「……………………長いわよ。
携帯さっきからずっと鳴ってるって言うのにどれだけ時間取らせるのよ。

だいたい告白って妄想しすぎよ。
それにデートの選択肢定番ばっかりじゃないの。夕日に照らされて告白ってどんだけ手の込んだことしてんのよ

早く携帯出なさい。」


「はぁーい」


ちょっと離れて携帯の電話に出る
「うるさいなぁ」って相手にいってるけど
あの子ワザと出なかったのね…


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