忠犬王子〜ボクはキミの付き人〜



こんな事で鈴を困らせるなんて…

情けないよね…

そう思ってると
「桜、はい」
ってホットミルクを渡された


それを両手でつかむとじんわり手が暖かくなる


「確かにそんな事で泣いてたの、とは思ったけど…」

頭を優しく撫でられる


「桜だけに頭撫でることが そんな嬉しかったとは思わなかったわ」

そう言って ふわっと綺麗な笑みを見せてくれた



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