忠犬王子〜ボクはキミの付き人〜
「だ、だってね…?」
「だまらっしゃい。
可愛い顔で悩んでるなんて 今更な事言ってんじゃないわよ。」
「うぅ〜…」
しゅん…
と眉を八の字に垂らしてるけど
こんなのしょっちゅうだからいい加減面倒になってきた。
で 決まってあたしの家に来るもんだから余計にだ。
「ボク男だし…
男らしくなりたいんだもん」
「桜は桜でしょうが、
だいたい男らしい桜なんて気持ち悪いわよ」
「ちょっ…
軽くヒドい……」
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