忠犬王子〜ボクはキミの付き人〜


「だ、だってね…?」


「だまらっしゃい。
可愛い顔で悩んでるなんて 今更な事言ってんじゃないわよ。」

「うぅ〜…」


しゅん…
と眉を八の字に垂らしてるけど







こんなのしょっちゅうだからいい加減面倒になってきた。


で 決まってあたしの家に来るもんだから余計にだ。

「ボク男だし…
男らしくなりたいんだもん」


「桜は桜でしょうが、

だいたい男らしい桜なんて気持ち悪いわよ」


「ちょっ…
軽くヒドい……」



< 62 / 91 >

この作品をシェア

pagetop