忠犬王子〜ボクはキミの付き人〜
「えー! なによそれ ずるいっ」
引き剥がした筈なのにまた鈴の腕に引っ付いてた
「奈々、
今日は桜と乗るから また今度ね」
横にいるボクの頭をポンポン撫でながら内深に言うけどすね気味
「うー せーこーいー
っま いーけどさっ ちょっと桜耳かしなっ」
腕を引っ張られる
「うぇっ…??!」
人の腕ひっぱいといて龍に何か耳打ちしてる
「ん?…おぉ〜 そーかそーか
りょーかい」
ニンマリしてボクをちらっと見て鈴に話しかけ始めた
「っで〜 今言うのは得策じゃないけどさ、龍矢とさっき待ってるの間にね流れで話してたワケよ」
…
…
なんか嫌な予感。
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