満天の星空に


「……っ!〜〜っ〜!!」


あたしは、両手で悠の肩をおもいっきり押した。


だけど、悠は、ぜんぜんビクともしない。


逆に、悠の肩を押していたはずの手は、悠に手首を掴まれて、壁に押さえつけられてしまった。



「……っは…… !っん……」



息を吸おうと思って開けた口から、いきなり悠の舌が入ってきた。



やだよ………

なんか……怖い。


さっきまでの『怖い』と少し別の怖さ。


あたしが知ってる悠じゃない。


こんなの、悠じゃない……っ!





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