一気に三人!?〜増えた家族は王子様!?〜
「ごちそうさま。」
「もう食べないの?」
「食欲ねー。」
美姫のこと考えてたら、食べる気失せた。
「あ。
悪ぃけどおにぎり作ってくんねーか?一個でいいから。」
俺が言うと、すぐ作ってくれた。
このおにぎりは、俺のじゃなくて美姫の。
これぐらい食ってもらわないと安心して寝れねぇよ。
────コンコン。
「…。」
返事がない。
なんでだ?
もしかして、また寝てんのか?
「…入るぞ?」
恐る恐る部屋に入ると、案の定ベットに潜り込んでる美姫。
よく寝るな、こいつも。
「おにぎり。
母さんが作ってくれたから、ちゃんと食えよ。」
眠ってる美姫にむかって話した。