一気に三人!?〜増えた家族は王子様!?〜



気のせいか…美姫、汗かきすぎじゃねーか???






顔色もさっきより確実に悪くなってる。







「キャー!!!」






身体が勝手に動いてた。






「おい!美姫!大丈夫か!?」





美姫が倒れた。
心配だから目で追ってたら、急に倒れこんで周りの女子が悲鳴をあげた。






悲鳴があがるまえに俺の身体が動いてた。


自分でもわからないぐらいに反応してた。





「こいつ、俺が保健室運ぶんで、授業続けてください。」




先生も慌てた様子で俺の指示にただ頷くだけだった。






俺は美姫をお姫様抱っこして、保健室まで運んだ。






「貧血ね…。
かなりひどいわ…ちゃんと食べてるのかしら?」





女の保険医はかなり心配した様子だった。




「最近食べれてなかったみたいです。
俺、こいつが起きるまでここにいます。」





なぜか先生は目を見開いてる。





「あなた、そうだったの…。
まぁ、そっちも嫌いじゃないわ?」






???
なんだ?
なんのこと言ってんだ?






< 105 / 269 >

この作品をシェア

pagetop