一気に三人!?〜増えた家族は王子様!?〜
気のせいか…美姫、汗かきすぎじゃねーか???
顔色もさっきより確実に悪くなってる。
「キャー!!!」
身体が勝手に動いてた。
「おい!美姫!大丈夫か!?」
美姫が倒れた。
心配だから目で追ってたら、急に倒れこんで周りの女子が悲鳴をあげた。
悲鳴があがるまえに俺の身体が動いてた。
自分でもわからないぐらいに反応してた。
「こいつ、俺が保健室運ぶんで、授業続けてください。」
先生も慌てた様子で俺の指示にただ頷くだけだった。
俺は美姫をお姫様抱っこして、保健室まで運んだ。
「貧血ね…。
かなりひどいわ…ちゃんと食べてるのかしら?」
女の保険医はかなり心配した様子だった。
「最近食べれてなかったみたいです。
俺、こいつが起きるまでここにいます。」
なぜか先生は目を見開いてる。
「あなた、そうだったの…。
まぁ、そっちも嫌いじゃないわ?」
???
なんだ?
なんのこと言ってんだ?