一気に三人!?〜増えた家族は王子様!?〜
「お前さぁ…最近俺のこと避けてたよな?
なんで?」
う"っ…。
それは〜…。
「正直に言って?
なに言っても怒んねーから。」
「嫌いに…なんないでね?
それから…何言っても今まで通り一緒に住む家族のままでいてね?」
嫌われないように…。
ただそれだけを願ってあたしは秀を避けてきた。
「う〜ん…わかった。」
よし。
…話そう。
「あの…ね?
秀が…彼女にしたい奴がいるって言った…じゃん?」
「あ〜…うん。」
「それでね?
片思いしようって決めたんだ…。」
ずっとあたしの目を見てた秀の目が大きく開いた。
「ごめんね!
迷惑だな〜って思って…秀に近づくのやめたの…!
でも想ってるのは自由かな…って思って…。」
秀は黙ったままあたしを見てる。
「だっ…だから…その…避けてたっていうか…うん。」