一気に三人!?〜増えた家族は王子様!?〜
「どこ行くの?」
どこって…。
とりあえず…保健室から…でて、泣き叫びたいよ…。
「もう一個聞く。
お前は…俺が好きなの?」
「…うん。好き…だよ…。」
でも、コレを言ったことで何かが変わるわけじゃない。
秀も、前みたいに話してくれないって言ってるし…。
「そっか〜。
じゃあ今まで通りにはなれねぇよなー。」
そういってる秀はなんか楽しそうに見える。
あたしが秀を好きだから今まで通りにできないの…!?
「だったら…秀を好きでいるのやめる。
元通り…に、ならないんだったらやめる…。」
泣きすぎて顔がぐちゃぐちゃかもしれない…。
あたしの腕を掴んでる秀の手をそっと離そうとした。