一気に三人!?〜増えた家族は王子様!?〜
─────ギュッ。
ふぇ???
な、なにが起きてるのかさっぱりわかんない…。
「お前は早とちりしすぎ。
俺も美姫のこと好き。
彼女にしたいのは、お前。
いきなり避けられたから嫌われたのかと想ったじゃん…。」
「…。」
「だから…俺ら付き合お?」
な、なにこれ…???
夢?
秀が彼女にしたいのって…あたしだったの???
そんなの…わかるわけ…ないじゃん…。
「だって…今まで通りにはなれないって…。」
「おぅ。
お前の気持ちを知った以上、家族は無理だ。
ちゃんと彼氏にしてもらわないとな?」
「ばかぁ"〜…!!!!」
泣きじゃくるあたしを強く抱き締めて、安心させてくれた。
「んで?お返事は?」
そんなの…
聞かなくてもわかってることじゃんかー…。
「嫌いって言われても…別れてあげないんだからね…!!」
ベーってベロだしてあたしなりのOKのサインを出した。