一気に三人!?〜増えた家族は王子様!?〜
「ただいま〜…。」
だれにも聞こえないような声で「ただいま」を言って、すぐ自分の部屋に向かう。
いつもならベットにすぐさま飛び込むあたしだけど、その元気すらわいてこない。
ベットの上にそっと座って、山崎さん…だっけ?
に言われたことを頭の中で繰り返す。
『実はですね…。
貴女に、ジャパンハイツのモデルになってもらえないかと思いまして……前々から目を付けていました。』
簡単に言うと…スカウトされたんだよね…?
モデルって言われても…そんないきなり言われても…あたしなんかにできっこないよ…。
「はぁ…。」
やっぱり断ろう!!!
申し訳ないけど、あたしにモデルの仕事なんて無理だよ。