一気に三人!?〜増えた家族は王子様!?〜
「なんで美姫が社長のこと知ってんだよ?」
なんでって…。
そりゃあたし今日スカウトされましたもん…。
まさか社長直々にスカウトしてるとは…。
「おい、美姫?」
あ"…。
また自分の世界に入ってしまった…。
「あの…実は、今日の帰りに山崎さんに声かけられて…スカウト…されました。」
「…。」
静まり返るリビング。
やっぱあたしがスカウトされたことに、みんな疑問もっちゃったよね…。
はぁ…。
「大丈夫です。
ちゃんと断るんで…。」
あたしにモデルなんか無理なんだよね…。
「なんで断るんだよ?」
「そうだよ。
やるだけやってみれば?」
「俺ッチと一緒に仕事やろーよ??」
「美姫ちゃんならできるわよ!
やってみなさいよ♪」
みんな〜…。
みんな賛成してくれてる…。
すごい嬉しい!!!
でも…あたしにモデルの仕事なんてできるのかな?
「何悩んでんだよ?
なんかあったら俺達が助けるからよ。」
あたしが秀達の顔を見ると、三人ともニカッて笑ってる。