一気に三人!?〜増えた家族は王子様!?〜
「うん!やってみる!」
思わず両目から大量の涙があふれ出てきた。
「あ〜!
秀が美姫チン泣かした〜!
いけないんだ!!!罰として泣き止むまで傍にいなさい!」
秀は若干困ったような顔をしたけど、すぐあたしの横に来て座ってくれた。
空気を読んでか、他の皆はどこかへ去っていく。
それを見計らって、秀が口を開く。
「泣き虫。」
秀の言葉に静かに頷く。
だって…。
皆の気持ちが嬉しいんだもん…。
「んな、泣くなよ。
皆美姫のことが好きなんだよ。
変な意味じゃねーぞ?」
秀の言葉に思わず笑う。
「お前はいつでも、笑ってりゃいいんだよ。」
「うん!ありがとう!」
涙を流しながらニコっと笑った。
泣いてるのか笑ってるのか自分でもわからない…。