一気に三人!?〜増えた家族は王子様!?〜
「美姫。」
グイッ──────。
秀の方を見る前に、秀にグッと引き寄せられた。
「ッ!!────。」
顔が近すぎて思わず行き詰まる。
秀の目が真剣すぎで、目を逸らせない。
「先に言っとく。
生半端な気持ちじゃモデルの仕事は出来ねぇ。
スタッフさんとかにも失礼だ。
だからちゃんと、一つ一つ真剣に、丁寧にやれよ?いいな。」
そうだ…。
中途半端な気持ちじゃいけないんだ…。
責任をもって仕事しよう!
それだけは絶対に肝に銘じよう。
「うん!
絶対に途中で投げ出したりしないよ?精一杯頑張る。」
あたしの意志をわかってくれたのか、秀も顔を和ませた。
「よし!頑張れよ?」
「うん!」
チュ──────。
「ん───。」
いきなりキスされたからビックリしちゃったよ/////
「元気づけ!」
なんか…すごい嬉しい…。
自然に笑みがこぼれる。