一気に三人!?〜増えた家族は王子様!?〜
レッツ…チャレンジ☆
意を決して回転扉へ向かう。
「…───ッ!!!」
入れない…。
なんで!?
全然タイミングが掴めない…。
「大丈夫…ですか?」
あたしを見ていた警備員さんが親切に声かけてくれた。
なんて優しい警備員さん!
だが…ここまできたら自分の力で入ってやる〜!!!
「大丈夫です!親切にありがとうございます!」
なにやら警備員さんは苦笑い…。
なんで?
まぁいいや!
再び回転扉にチャレンジ。
だけど…やっぱり入れない…。
─────パシッ。
え。
「いつまで遊んでんだ。
行くぞ。」
あたしの腕を掴んだのは秀だった。
秀に連れられ、スイスイ回転扉を潜り抜けていく。
なんでこんな簡単に入れる!?
「おら。社長室。」
考えている間に社長室についていた。