一気に三人!?〜増えた家族は王子様!?〜
「これからも、よろしく頼むぞ?仕事の連絡は、また後日するから。」
それだけ言われて、あたしは事務所を後にした。
なんか、これからの仕事は少なくして、あたしが高校卒業したら本格的に仕事をする…らしい。
勉強とかの両立は難しいとかなんとか言ってたな…。
秀たちも高校卒業したら本格的にデビューするんだって!!
またモテモテだなぁ…。
そんなことを考えながら家に向かって歩いてる途中、風船を持った可愛い女の子に出会った。
風船に共感♪
でも…なぜか歩道のど真ん中で泣き叫んでいる…。
まわりを歩く人たちは、関わりたくないのか、皆女の子を無視して歩く。
近くにお母さんらしき人も見当たらないし…。
「どうしたの?迷子?」
「うぇ?………うわぁ〜ん!!」
一瞬泣き止んだかと思ったら、またすぐに泣き出す女の子。
ど、どうすればいいんだ!?
「どうしたの???泣いてるだけじゃわかんないよ?」
「うっ……。」
泣き止んだ…。
奇跡だ。
「よし!偉い偉い。」
そう言いながら、女の子の頭を撫でる。