一気に三人!?〜増えた家族は王子様!?〜
〜第3章〜
13.反響
いつも通り起きて、いつも通り学校行って、いつも通り帰ってくるはずだったのに…。
朝、目覚める。
未来ちゃんを受け渡すのは、今日の夕方。
朝じゃ大変だろうしね!
学校に行ってる間は、お母さんに面倒見てもらう予定。
「んじゃ、行ってきまーす。」
元気よく秀と家を飛び出す。
数分後、学校に到着。
「おはよう!」
学校について、いつも通り挨拶をする。
「美姫逃げてー!!!」
え???
挨拶をしてすぐ聞こえたのは咲希ちゃんの声。
逃げる?
よくわからないぞ?
「「「「「美姫ちゃーーん!!!!!」」」」」
なにやら向こうから大勢の男子が全速力で走ってくる。
…怖い。
「逃げるぞ!」
わけがわからないまま、秀に手を引かれ走りだす。
なんでにげるの?
まぁいいや!なんか楽しいし!
「あぁ〜!疲れた。」
あたしと秀は屋上に走って逃げできた。
「ねぇ、なんで逃げたの?」
「“アレ”のせいで、野郎共が美姫のこと好きになりやがった。」
“アレ”?