一気に三人!?〜増えた家族は王子様!?〜
なんか…雑誌の影響はものすごいものだと身を持って実感した。
あたしのことを追っかけてきていた男子は、秀が一言何か言っただけで、騒がなくなった。
…が!!!!!
「咲希ちゃん…。視線が辛い。」
クラスの男子からの視線が恐ろしいです…。
秀たちはこの視線を毎日あびていたなんて…。
よく平常心でいられるな〜。
あたしには一生かかっても無理だよ。
「我慢しなさいよこのぐらい。それより、これから先、あんまり1人で行動しないでね?
心配で目が離せないわよ!」
あまりに必死な咲希ちゃんをみて、頷くことしかできなかった。
に、してもこれじゃあ授業にも集中できん…。
平常心を保つんだ…。
頑張れ自分!!!
キーンコーンカーンコーン。
「バイバ〜イ!」
「また明日〜。」
みんな部活に行く人や帰る人、教室は自然と静かになる。
教室には浅木さんがいた。
あ!
このまま一緒に帰って、未来ちゃん返しちゃおっかな…。