一気に三人!?〜増えた家族は王子様!?〜
でも…日常生活のあたしの他に……先生…福澤先生に抱き締められてる写真、身体を触られているあたしの写真があった…。
こんな写真…。
ばらまかれたらどうしよう…。
皆には絶対見られたくない…。
秀にも…嫌われちゃう…。
こんな女とは付き合ってらんね-!とか言われるのかな?
「わかったか?お前は逃げられない。」
それだけ言い残すと、先生は図書室を出ていった。
「…フフッ……あはははは…。」
泣くどころか逆に笑えてきた。
これって脅迫罪とかで訴えられないのかな?
まぁ、あたしにそんな勇気ないけどね。
どのくらい図書室にいたんだろう…空の色が真っ黒になってた。
そろそろ帰らないと…。
そう思い、重たいからだを立たせ、図書室から出る。
家に着くと秀が出迎えてくれた。
「遅かったじゃねーかよ。
ちゃんと補習できたか?」
意地悪そ〜にあたしを見て、問い掛けてくる。
「失礼だな!
ちゃんとできたもん。」