一気に三人!?〜増えた家族は王子様!?〜
でも…なんで悠太兄がこのこと…。
「訳は後で話すから…とりあえず、俺んちこい。」
言われるがままにあたしは、悠太兄の車に乗り込み悠太兄の家に向かった。
「さて…。」
悠太兄の家に着いて、お茶を出してくれた。
「なんで悠太兄があのこと…。」
あたしは、悠太兄に質問をぶつける。
「美姫の顔でわかった。昔から顔に出やすいからな、お前。
それに…あいつ、前にも似たような事やってたんだ。親父から聞いた。」
「親父さん?」
「一応、俺の親父ここの理事長やってるんで。まぁ…わけあって、表には出てねーけどな…。
そのおかげで、いろいろ情報もらってるけど。」
そうだったんだ…。
あんま理解できてないけど…悠太兄のおかげで、助かった…。
「ありがとう…。」
素直にお礼を言う。
すると、悠太兄はあたしのすぐ横にやってきて、制服のボタンを1、2個外した。
ビクッと体が反応して、一瞬拒んだ。
だけど、悠太兄の言葉はあまりに優しすぎる言葉だった。