一気に三人!?〜増えた家族は王子様!?〜



「秀…。ごめんね?

実はさ…福澤先生に脅されて…抵抗出来なかったんだ…。」




あたしの発言を聞いて、目を見開く秀。




「身体触れて、写真撮られて…すごい怖かった…。
でも…秀がいてくれたから平気だった。
だけど…やっぱり…あたし……汚いね?
ちゃんと抵抗すればよかったんだよね?」





目からは涙が流れる。




「心配…かけたくなかったんだ!
自分のことだし…自分で解決しなきゃって…でもね!?ちゃんと、跡は消したんだよ?」




上のボタンを外して秀に見せる。



まだ傷があるけど、先生がつけた跡は全然わからない。




「だから……………ッ……あたしから…ッ…離れて行かないで?」




泣いてるあたしをただただ悲しそうに見てる秀を真っ直ぐに見つめる。




「あたしを助けてくれたの…悠太兄なんだ…今日来た研修生。
その悠太兄が、彼氏いるんだったら、そいつに思いっきり甘えろって…だから…甘えたくてッ──────




一瞬何が起きたのか全くわからなかった。






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