一気に三人!?〜増えた家族は王子様!?〜
今日は、秀のベットで一緒に寝た。
「…ッ……。」
目が覚めると、まだ抱き締め合ったままの形の秀とあたし。
秀から腕を離そうとすると、秀が顔を歪ませて、あたしを強く抱き寄せる。
「ちょッ……秀…。」
あたしが声を出しても起きるわけ無いか…。
再び、腕を回して秀の体に顔を埋める。
秀…あたし、ほんとに幸せ者なんだね?
秀みたいな人に出会って…。
秀は…あたしの全てを受けとめてくれる…。
あたしはそんな秀が…
「大好き……。」
「…俺は愛してる。」
え…!?
上から聞こえた声に、思わず顔を上げる。
「秀!起きた?」
「ずっと起きてたよ。」
あたしの問いかけにクスッと笑う秀。
「ごめんな…。
こんなに身体傷つけてるのに…気付いてやれなくて…。」
「秀!大丈夫だって!
あたしもごめんね?頼らなかったから…。これからは、思う存分甘えていきます!」
ぎゅうぎゅう秀を抱き締める。