一気に三人!?〜増えた家族は王子様!?〜
学校に着くと咲希ちゃんが『どうしたの美姫!?』
と、心配して聞いてきた。
あたしは正直に寝坊したことを話した。
「そっか。熱でも出したのかと思ったよ!!」
うぅ〜…。こんなにいい友達をもててあたしは幸せだ。
「咲希ちゃん……。大事な話があるの…」
あたしは屋上に咲希ちゃんを連れていき、
昨日のことを全部話した。
もちろん、あたしが秀のことを嫌いになったことも。
「そんなことがあったのか…。大変だったね美姫」
「うん…」
もー大変すぎだよ!!
「それにしても、あの高瀬秀に裏があったとは…」
咲希ちゃんは『恐るべし』と言いながらうなずいている。
「ねぇ咲希ちゃん。どうすればいいかな?」
あたしは助けを求めた。